クーパーズ スパークリングエールを飲みました
2005年 05月 18日
このビールに関して、メルボルン在住のhide_rocさんがブログの中でも既に紹介してくれておりまして、今回はその記事と関連付けながらレポートしたみたいと思います。
◆飲んでみました
まずは早速飲んでみましょう。
hide_rocさんによれば、オーストラリアではこのビールを注ぐ前に軽く振ってオリをビール全体に行き渡らせるという飲み方をするものらしいので、せっかくだからとその方法に従ってみました。
するとどうでしょう。細かいオリがビールに行き渡ることによって、濁りがとても強いビールになりました。このオリがなんともキレイに対流していて、キラキラと光り輝いて見えるくらいです。
香りは甘すぎない感じにフルーティーで、かと言って知っている香りではありません。せっかくなのでちょっと調べてみると、クーパーズはオーストラリア産のRingwood種というホップを使っているそうで、その香りがコレなんでしょう。
口に含むとわずかばかりに甘さは感じますが、苦味がとても強いです。苦味の種類はピルスナーのようなシャープなものでなく、むしろじわじわとした苦味ですが、強いです。ボディーは中庸、後味は先ほどの強い苦味の陰にほんのりとした甘さを感じます。
この「じわ苦」が後を引きます。なかなかの味です。
※実は、折角なのでオリを混ぜない状態でも飲んでみたのですが、苦味が少し抑えられてかわりに甘さをもう少しはっきり感じるように思いました。
因みに、オリが行き渡ると相当濁りがつよくなります。
試しに照明に透かしてみようとしてみると、全然透けるわけもなく。。
まぁしかしなんともキレイな色だったので
アップしておきます笑
◆Best After?
唐突ですが、日本に輸入しているクーパーズのボトルには、普通に"Best Before..."というように賞味期限が印刷されています。
ここまでだと「まぁそうだろう・・・」という話で終わるのですが、hide_rocさんのブログによると、オーストラリアで売っているクーパーズには
"Best Before..."ではなく、
"Best After..."と印刷されているらしいのです。
つまりは「その日付以降においしく飲めるよ」ということなんですね。興味深いですね!
この"Best After..."、クーパーズについてはhide_rocさんに教えていただいて初めて知りましたが、思い返してみるとこういうことは他でもないわけではありませんね。
ベルギービールでボトルコンディションのものには、賞味期限という概念は本来はないそうですが、ベルギービールがヨーロッパの域内単一市場に組み込まれる過程で賞味期限の表示をするように義務付けられるに至ったという話もあります。
というわけで外国のビールが日本に輸入されるにあたっても、当然日本の食品表示系の法令に従う必要があるわけで、結果として日本では"Best Before"バージョンのクーパーズにしかお目にかかれないし、ベルギービールにもちゃんと賞味期限は書いてあるということなんでしょうね。
・価格(参考):¥340
・アルコール度数:7.0%
・内容量:375ml
・輸入者:ナチュラルファームグループ
・私の好み度:★★★★☆(5点満点)