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更新再開します。お楽しみに!


by 237takeshi

パウエル・クワックを飲みました

ビール紹介第22回です。
今回はパウエル・クワック(Pauwel Kwak)を紹介します。
このビール、ベルギービールを語る上では必ずと言っていいほど名前が挙がるビールです。それはなぜか?答えはこのグラスを見れば一目瞭然です。
パウエル・クワックを飲みました_b0045135_21294144.jpg

そう、このビールのオリジナルグラスは、底が丸い、自立のできないグラスなんです!(写真は台座に収まっている状態です)
まったく人目を惹けば何してもいいわけじゃないだろうに・・・と言いたくなるところですが、違うんです。これにはれっきとした理由があるんです。

◆グラス物語
なんでも、もともとこのビールを醸造していた宿屋は、馬車の御者(操縦する人)の休憩中にビールを振舞っていたらしいんです。
御者が「ちょっと置こうかな」とビールを馬車に置く→馬が暴れて落下→グラスが割れる というトラブルに困った店主が、「ずっと持ってなければいけないグラス」を考案したらこうなった・・・というわけだそうです。なかなかのアイデアですね。
・・・でも、乗り物を操縦する人にお酒を振舞う感覚が、なんとも現代っぽくなくていいですね笑


◆飲んでみました
さて、気を取り直してビール自身のほうもご紹介しましょう。
色は琥珀色ですね。まず香ってくるのはフルーティな香りとカラメル香です。単にフルーティでは伝わらないかと思い、具体的な何かに例えたかったのですが、これが難しかったです。個人的にはマンゴーとかマンゴスチンのようなトロピカルフルーツに通じる香りかなぁと思ったんですが、一緒に飲んだビール仲間は「そうかなぁ」と首を傾げてました・・・。
口に含むと甘味とカラメル風の苦味が調和しています。酸味はありません。ただ意外にアルコール度数が高く、8.0%です。

オリジナルグラスを置いているお店であれば、試してみるのもおもしろいですよ。
しかしこのグラス、洗いにくいんです!

パウエル・クワックを飲みました_b0045135_21314819.jpg



まだまだ紹介したいベルギービールはたくさんあるのですが、次回はちょっとベルギーを離れるつもりです。
by 237takeshi | 2004-11-12 21:32 | ベルギーのビール